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歯科医院の内装は図面でチェック!内装の注意点も併せて紹介

2022.08.14お役立ちコラム

内装の平面計画は図面をチェックするのが一番ですが、その前にどのような内装にすればいいのかをきちんと考えておく必要があります。
内装のデザインはご自身の好みを反映しても良いのですが、患者様やスタッフのことも考慮しなければなりません。

ここでは、内装の基本やデザインを決めるポイント、注意点などを紹介するので参考にしてみてください。

歯科医院の内装は図面でチェック!内装の注意点も併せて紹介

歯科医院の内装の基本は「患者様目線」

内装の基本となるのは「患者様目線」です。
もちろん、治療を行う医師やサポートするスタッフの動線も大事ですが、患者様がいなければ成り立たないので、「居心地の良さ」「安心できる」「気軽に相談できる」など患者様の気持ちに添った内装になることを心がけましょう。

歯科医院の内装のポイントをチェック!

歯科医院の内装は患者目線が基本ですが、デザインのポイントもあります。
ここでは、ポイントを紹介するので、それを踏まえて考えてみましょう。

法規制について

歯科医院の内装には法規制があるので、開業するには保健所の許可を受けなければなりません。
許可をもらうには、「構造設備等の基準」を満たしている必要があります。

そのため、内装デザインはこの基準を満たしていることが大前提となるので、所轄の保健所のホームページで確認しましょう。(※)
工事着工は、図面上問題がないことを確認してからとなります。

まずは平面プランで基準をクリアしているかチェックをするので、図面ができたら早めに保健所に相談しましょう。

(※)参考サイト:東京都福祉局 多摩保健所「診療所・歯科診療所の開設等」

患者さんの動線

スタッフが働きやすい動線を作ることも大事ですが、患者様の動線も重要です。
スタッフと患者様が使う動線が同じだと、治療がスムーズに進みません。
また、検査と処置の空間が近いとプライバシーが守られないので、動線がかぶらない内装にすることも必須です。

歯科医院は狭い空間の中に、受付や待合室、診察室、トイレなどを配置しなければいけないので、医師・患者様・スタッフの動線をしっかり確認して、それぞれがストレスなく動けるようにしましょう。

患者さんが安心できる空間

患者様は、多かれ少なかれ治療への不安を抱えているので、安心できる空間にしてください。
床はクロスの色は、ネガティブな気持ちにならないようホワイトやパステルカラーにする、治療中の音が聞こえないようにする、などです。

他にも、間接照明などを駆使して明るい雰囲気にするなど少しでも不安が和らぐような内装にすれば、心遣いが感じられるので医師やスタッフへの信頼にも繋がるでしょう。

歯科医院の面積の目安

歯科医院の内装は、面積によっても変わります。
当然ですが、極小のところにユニットを数台置くことはできませんし、逆に面積が広いのにユニットの台数が少ないと患者様に違和感を与えてしまうので注意しましょう。

歯科医院の面積の目安は、設置予定のユニットの台数で決めましょう。

ユニット台数 必要な広さ
1~3台 20坪
4~5台 30坪
6~7台 40坪

ユニットの他にも設置する機材はありますが、物件探しの際には上記の広さを目安にしてください。

歯科医院の内装の注意点

ここでは、歯科医院の内装で注意したい点を紹介するので、最終チェックとして参考にしてください。

暗い雰囲気にしないこと

内装のコンセプトは人それぞれ違いますが、例えば高級感を出すために、モノトーンを基調にしたデザインを考えている方もいるかもしれません。
ビジネスパーソンをターゲットにする場合は、高級感があって落ち着く空間を作るのがベストですが、暗い雰囲気にならないように注意してください。

また、内装のカラーに黒やグレーなどの配分が多くなると、高級感というより陰鬱な雰囲気になってしまうので、照明やガラスなどで明るい雰囲気にしましょう。

目に優しい照明にする

診察台に設置する照明は、患者様の目に優しいルクスにしてください。
歯科医からすると、できるだけ明るい照明が理想かもしれませんが、光は直接患者様の顔に当たることもあるので、まぶしすぎると不快感を与えてしまいます。
基本照明は全体の70%のルクスにして、残りのルクスはDNライトで補助しましょう。

また、光量が調節できるように、コントロール付にすることも忘れないでください。

歯科医院は「安心して通える」内装を目指そう

歯科医院の評価は、当然ですが治療のスキルやスタッフの対応で決まります。
しかし、評価に影響を与える「院内の印象」には、内装など視覚から得られる情報も含まれます。

どんなに医師やスタッフの対応が良くても、患者様が不安を感じたり、ネガティブな印象を持ったりするような内装だと、印象が悪くなってしまうことで評価が下がる可能性もあるのです。

逆に、安心して通えるような内装であれば評価もさらにアップするかもしれません。
「安心感を与えられる内装が思い付かない」など、歯科医院の内装設計でお悩みの方は、株式会社ismへご相談ください。

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