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歯科医院の経営でも戦略が重要!開業のスケジュールもチェック!

2022.08.15お役立ちコラム

歯科医院を開業するというのは、嬉しい気持ちがある反面、「ちゃんと経営が成り立つのか」「集患が上手くいかなかったらどうすれば良いか」など不安を感じるかもしれません。
歯科医院の経営を成功させるには、優れた治療スキルや対応も大事ですが、戦略を練っておくことも重要です。

ここでは、スムーズに開業するための情報や、戦略化について解説するので、今後の参考にしてください。

歯科医院の経営でも戦略が重要!開業のスケジュールもチェック!

歯科医院の開業に必要なもの

戦略を練る前に、まずは開業に必要なものをチェックしておきましょう。

開業の手続き

開業するには、以下の関係各署への届出が必要です。

歯科診療所開設届け 保健所
保健所の立会検査 保健所
保健医療機関指定申請書 厚生局
施設基準の届出 厚生局
個人事業の開業届出書 国税庁

また、場合によっては生活保護法指定医療機関申請書(市区町村役所)も必要になるので、どのような届出をすれば良いのか、厚生局や保健所に事前に相談しましょう。

開業までのスケジュール

当然ですが、開業するにはさまざまな準備をしなければなりません。
具体的に何をすれば良いのかは、実際に準備を始めるタイミングで確認する必要があるので、ここではスケジュールを紹介します。

1 .(開業の1~2年前)歯科医院のプランニング
2 .(開業の1年前)事業計画の作成・開業資金の調達
3 .(開業の6ヵ月前)物件契約・内装、外装工事の決定・医療設備の決定
4 .(開業の4~5ヵ月前)内装、外装工事・医療設備の設置
5 .(開業の2~3ヵ月前)各種届出書提出準備・スタッフ採用・備品の仕入れ先と契約
6 .(開業の1ヵ月前)スタッフ研修・各種届出書提出
7 .開業

歯科医院の現状は?

歯科医院を成功させるには、現状を知っておく必要があります。

厚生労働省の令和2年「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」では、歯科医師の数は107,443人で前年度よりも2.4%増えています。歯科医院の数は令和1年のデータになりますが、68,291件、個人での開業は52,564件となっています。

開業する医院の数はここ数年平行線を辿っていますが、毎年約50,000件もの歯科医院が開業しているので、現状としては競合が多いといえるでしょう。

歯科医院に将来性はある?

競合が多いとなると、経営が難しいと思うかもしれません。
しかし、たとえ増え続けているとしても歯科医院には将来性があります。
その理由は診療内容が多様化しているからです。

以前は、歯科医院といえば虫歯を治療する病院でしたが、今はフッ素塗布や歯垢除去などオーラルケア、ホワイトニングや矯正などの審美歯科などの需要が高まっています。
つまり、虫歯にならないため、歯の健康を保つために歯医者に通う人が増えているので、将来的も安泰な状態が続くと考えられているのです。

歯科医院の経営における戦略化の必要性

昔であれば、開業するだけで集患できましたが、前述したように歯科医院の数は年々増え続けています。
一方、日本の人口は減少傾向にあり、このままでいくと患者様の奪い合いになる可能性もあります。

立地などにもよりますが、残念ながら開院すれば患者様が集まるという時代ではありません。
「歯科医」としては治療が仕事になりますが、「経営者」としては戦略化をする必要があるのです。

歯科医院運営の戦略化のポイント

ここでは、歯科医院運営の戦略化のポイントを具体的に紹介します。

歯科医院のコンセプトを明確にする

まずは、歯科医院のコンセプトを明確にしましょう。「地域密着型のかかりつけ医院」や「一人ひとりに合わせた治療を行う」というように、コンセプトが分かりやすく明確になっていれば、他院との差別化ができます。

また、患者様からの信頼も得やすくなるので、集患にも繋がります。

診療メニューの充実

専門的な治療を行うということも大事ですが、幅広い要望に応えられれば、その分多くの患者様に対応できるので他の歯科医院よりも集患率がアップします。
特に、近年は虫歯治療だけでなく、インプラントや審美歯科などの需要も高まっているので診療メニューを充実させましょう。

待合室や診察室の内装にこだわる

待合室や診察室の内装にこだわれば、患者様の居心地が良くなるので評価も高くなります。例えば、キッズスペースを作っておけば、子連れの方でも安心して来院できるのでファミリー層を囲い込めますし、カフェ風の内装にすれば女性患者様に訴求できます。

リコールハガキを送る

患者様によっては、歯科医院は「歯が痛くなったら来るところ」というイメージを持っています。
そのため、治療終了時に虫歯や歯周病の予防のための検診の必要性を伝えても、来院は後回しになることが多いです。

リコールハガキを送れば、それをきっかけに来院してもらえます。
また、誕生日や年末年始などイベント時にもリコールハガキを送ると、来院の動機付けになるので、積極的に送るようにしましょう。

歯科医院開業の成功は戦略にかかっている!

歯科医院の数は年々増加しているので、特に競争が激しいエリアで開業する場合は他院との差別化が必要です。
開業する前から、しっかりと戦略を練っておけば、「経営が安定しない」「集患ができない」など不安になる要素を消すことができます。

とはいえ、初めて開業する場合は何から手をつければいいか分からないことも多いかもしれません。
株式会社ismでは、多くの歯科医院の開業に携わっておりますので、悩みや疑問がある方は一度ご相談ください。

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