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理想的なリラクゼーションサロンの内装とは? デザインポイントと費用を解説
2024.02.29お役立ちコラム
近年、マッサージやスパなどの癒しを提供するリラクゼーションサロンの人気が高まってきています。
競合サロンも多い中、成功するサリラクゼーションサロンを作るためには、施術内容はもちろん、クライアントが心身ともにリラックスできる空間を提供することが大切です。
今回の記事では、理想的なリラクゼーションサロンの内装について詳しく解説します。
リラクゼーションサロンの内装のデザインポイント
リラクゼーションサロンを訪れる人は、非日常的な空間で心身ともにリラックスすることを求めています。
そのため、リラクゼーションサロンでは癒しを提供することが大切です。
しかし、癒される空間とはどのような空間なのでしょうか?
ここからは、リラクゼーションサロンの内装で重要なデザインポイントを解説します。
デザインコンセプトを明確にする
サロンの内装デザインを考える時に、まず最初に決めたいのがデザインコンセプトです。
デザインコンセプトとは、サロンの内装デザインの方向性を決めるもので、サロンの立地、ターゲットとなる顧客の性別・年齢層・所得層、提供するサービスの内容などを考慮して決めます。
例えば、高級住宅地にあり年齢層の高いお客様が多いサロンなら「高級感のあるホテルのスパのようなサロン」、20代~30代前半の若い女性が手軽に利用できるサロンなら「ナチュラルでおしゃれな雰囲気のサロン」のように、コンセプト設計するがおすすめです。
デザインコンセプトを明確にしておくことで、内装の素材や色選び、家具選びなども進めやすく統一感のあるデザインに仕上げられます。
清潔感を出す
どんなにおしゃれで凝った内装のサロンでも、壁や床が汚れていたり臭いが気になったりすると、お客様に気持ちよく施術を受けてもらうことはできません。
そのため、サロンの内装デザインに清潔感があることは大前提です。
清潔感のあるインテリアと言うと白を基調にした明るいインテリアと言う印象がありますが、リラクゼーションサロンではあまり明るすぎるインテリアは好まれません。
しかし、耐久性が高くて汚れの付きにくい素材を使用し、汚れの目立たない配色を選ぶことで、清潔感を保ちやすくなります。
落ち着きのある配色を選ぶ
色には特定の感情を引き出す心理効果があります。
例えば、赤は情熱や活力を感じられる色で、青は爽快感や誠実さを演出できる色です。
落ち着いた雰囲気で癒しが感じられる色には、ベージュや茶色などのアースカラーや、森や水などの自然を連想させる緑や青があります。
リラクゼーションサロンの内装や家具には、このような癒しを感じられる色を中心に選ぶのがおすすめです。
パーソナルスペースを大切にする
人は他人との距離感が近過ぎると居心地悪く感じ、警戒心を抱いてしまいます。
リラクゼーションサロンでゆっくり癒しの体験をしてもらうためには、お客様のパーソナルスペースを守れるような空間計画や動線計画を立てることが大切です。
他の客とは離れて施術を待てるように十分な広さの待合室を提供する、待合室から施術室への動線はスタッフの動線とは分けるなど、パーソナルスペースを重視したインテリアデザインを心がけましょう。
明るすぎず程よい照明を提供する
蛍光灯から青白いさんさんと光が降り注ぐような室内では、リラックスすることはできません。
リラクゼーションサロンでは、目に眩しくない、柔らかい光で優しく照らすのが理想的です。
間接照明などを利用して、お客様の目に光源が直接入らないような照明を心がけましょう。
リラクゼーションサロンの内装工事にかかる費用の目安は?
リラクゼーションサロンの内装工事には、どのぐらいの費用がかかるのでしょうか?
リラクゼーションサロンの内装工事費は、サロンの立地や広さ、デザイン、物件の元の状態によって大きく変動します。
内装工事の費用の目安
リラクゼーションサロンの内装工事にかかる費用は、約20坪の店舗の場合で400万円程度が相場です。
坪単価は1坪あたり20万円前後ですが、内装にこだわりがありグレードの高い素材を使う場合は、1坪あたり30万~50万円かかることもあります。
居抜き物件なら内装工事費用を抑えられる
開業資金が潤沢でない場合、居抜き物件を探すことで内装工事費用を抑えられる可能性があります。
居抜き物件とは、前のテナント入居者の設備、内装、造作物が残っている物件のことです。
同業者やエステサロンなどの似た業種のテナントが入っていた居抜き物件なら、多少の手直しは必要ですが、設備や内装の多くをそのまま使えるでしょう。
開業に向けての内装工事費用を抑えられ、また工事期間も短く済むので、営業を始めやすくなります。
まとめ
リラクゼーションサロンの内装を考える時に最も大切なのは、癒しの空間を提供することです。
デザインコンセプトをしっかり固め、癒しを意識した配色や照明を考えましょう。
スケルトン物件でゼロからリラクゼーションサロンの内装を仕上げる場合は高額な工事費用がかかりますが、工事費用を抑えたい場合は居抜き物件を検討してみるのもおすすめです。