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クリニック経営の基本とは?インターネットを使った集患方法も紹介
2022.10.31お役立ちコラム
クリニックの経営について学びたいけれど、どうすればよいかわからない、そのような悩みを抱えている方も多いはずです。
この記事では、クリニックの経営についての基本的な考え方と集患方法を解説しています。
ご自身の経営に取り入れやすいように、経営に関する困りごとへの答えとなる提示をします。
クリニック経営の基本を知りたい方はぜひ確認をしましょう。
クリニック経営で注意したい3つのポイントとは
クリニックを経営する際、注意したいポイントは3つあります。
経営には医師として治療にあたるのとは違う視点が必要だからです。
ポイントをおさえて、安定したクリニック経営を目指しましょう。
治療する医師と大きく異なるのは、クリニックの責任者として全スタッフの教育をしたり、待遇などの環境を整えたりする点です。
クリニック全体の出来事や状況を把握し、指揮を執る必要があります。
3つのポイントを詳しく確認しましょう。
①スタッフを採用し育成する
クリニック経営にはスタッフを採用し、育成する必要があります。
若いスタッフ、ベテランのスタッフ、人柄や希望の働き方を考慮して、クリニックの業務が円滑に回るよう配慮しなくてはなりません。
スタッフの技術や振る舞いの一つひとつに気を配り、指導や助言をするのが経営者の役割です。
また、人数の多いクリニックの場合は、指導側のスタッフとのコミュニケーションも欠かせません。
クリニックを俯瞰して見る立場として、管理職やリーダーの働きを見るのも経営者の役割です。
クリニックの経営には、働くスタッフが重要である点を十分に理解しておきましょう。
②クリニック経営のための費用を把握する
クリニックの経営には、費用など経理の面でも状況を把握する必要があります。
クリニックで使用する搬入品の経費や人件費、水道光熱費など、クリニックの経営にはさまざまな経費がかかります。
経理担当に任せきりにせず、クリニックの経営が安定しているか確認をしましょう。
クリニックで働く医師や看護師、事務員などの人件費は、特に注意が必要です。
それぞれ希望する給与や働き方があり、それが叶わないと離職につながる一方で、人件費は経費の中で大きな割合を占めているからです。
スタッフに納得して働いてもらえるよう、待遇面に気を配るのもクリニックの経営に重要な視点といえるでしょう。
③責任者としてのクレーム対応・緊急時対応を学ぶ
また、クリニックの経営にはクレームや緊急時対応も必要です。
対人の業務である以上、クレームは発生すると考えたほうがよいでしょう。
重要なのは、クレームにどのように対処し、問題を改善するかの視点です。
クレームや、何らかの緊急事態が発生した場合、その対応次第でクリニックの顧客からの印象は大きく変わります。
慌てず冷静に対処すれば、印象がよくなる場合も十分にあります。
患者やスタッフの意見に寄り添い、適切な対応と謝罪が求められるといえるでしょう。
クリニックの経営には集患が必要|インターネットを使った方法
クリニックの経営には、集患の視点が必要です。
いくらよい医療を提供していても、集患につながらなければ安定した経営ができません。
クリニックには治療を求める患者と、診療での収入が欠かせません。
難しいのは、医療を提携する場合は営利目的であってはならない点です。
集患は大切な視点ですが、診療内容を誇大広告のように宣伝したり、治療の必要のない患者を集めたりするのは間違った行いです。
あくまで治療の必要のある患者へ適切な医療を提供するのがクリニックの役割です。
そこで重要なのが、クリニックの存在を認知してもらう方法です。
現代はインターネットの普及で、クリニックもインターネットで検索して探す場合が多いです。
インターネット検索した場合に、クリニックの情報が目に留まりやすくする必要があるといえるでしょう。
インターネットでどのような対策をすればよいか確認しましょう。
①Googleビジネスプロフィールを活用する
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の活用は、初めに取り入れたいインターネット検索対策です。
Googleビジネスプロフィールとは、インターネット検索をする際に、例えば「渋谷 皮膚科」などのキーワードで表示されるGoogle上の情報です。
無料で登録でき、クリニックの営業時間や立地の情報も掲載できるので、登録しておきましょう。
クリニックの利用者が星5つでクリニックを評価したり、診療を受けた感想を書き込んだりもできます。
Googleビジネスプロフィールの情報は誰でも閲覧できるので、クレームに相当する書き込みがあった場合は真摯に対応しましょう。
Googleビジネスプロフィールでの印象も、集患に影響する重要な情報です。
クリニックで直接対応する場合と変わらない、丁寧な対応と情報掲載を心掛けましょう。
②クリニックのポータルサイトに登録する
集患のために、クリニックのポータルサイトに登録するのも1つの手です。
ポータルサイトの強みは、さまざまな検索方法があるため、遠方からの集患が見込める点でしょう。
ポータルサイトで検索する場合に想定される状況と知りたい情報
患者が知りたい情報 | 想定される状況 |
診療時間 | 仕事後の診療・昼休みの診療など |
休診日 | ほかのクリニックの休診日での診療希望など |
立地 | 出先での診療希望・帰宅途中の診療希望など |
ポータルサイトで検索する場合、上記の表のような状況が想定されます。
一定の条件を元にクリニックが表示されるので、新規の集患につながるといえます。
登録・運営費用と照らし合わせて、自身のクリニックに適したポータルサイトへの登録を検討しましょう。
③ 地域での認知度を上げ口コミで集患する
クリニックの集患には、地域での認知度も重要です。
口コミでクリニックの評判が広がれば、自然と集患につながるからです。
そこで重要なのは、インターネット検索をした場合、地元地域のクリニックとして豊富な情報を提供する点です。
例えばクリニック独自のホームページがあれば、診療方針や医師のプロフィールも掲載できるため、インターネットで情報を目にした患者の信用度も上がりやすいといえます。
困った時に頼りになる、地域で重要な役割を果たすクリニックを目指しましょう。
目の前の患者によるクリニックへの口コミでの評価が、集患に大きく影響するといえます。
まとめ
クリニックの経営は簡単ではありません。
クリニックの経営には、クリニックで働くスタッフの環境・費用などの経理・集患と、重要なポイントがたくさんあります。
患者に寄り添った医療を提供するのを大前提として、安定した経営をするには、さまざまな視点からクリニックを俯瞰して見る能力が必要です。
経営者・責任者として大切なのは、経験を積み重ね、至らない点は改善していく姿勢です。
経営者としての経験が少ない場合、経営を学ぶ必要があるといえるでしょう。
クリニックの経営には接する患者やスタッフ一人ひとりに寄り添った対応が求められます。